第19回 トピックス三題

ルノアール大久保店「会議室 1」での収録が恒例となりつつあるJCcast。第19回の第1部は粥川が『健康格差と正義』を取り上げる。第2部は赤木による「ビッグサイトでのエスカレーター事故から」。第3部は、先日閉幕した北京オリンピックに関するニュースから、先端技術と未来のドーピングについて山下が話題を提供。さて、これらのトピックに共通するテーマとは?
(08年8月28日収録)

参加メンバー
・赤木智弘
・粥川準二
・山下祐司(JC-Nex!
・武田徹

 

◆第19回を視聴


◇第19回 chapter 1 [TIME 0:00〜0:36]
「健康」の敵とはなにか ?? 厚生労働省によれば、現在のところそれは「生活習慣」だとされている。しかし、粥川はむしろ「貧困と格差」だと指摘する。そして『健康格差と正義 公衆衛生に挑むロールズ哲学』(勁草書房)から幾つかの文節を紹介しながら、「健康」と「貧困」「格差」について問いを投げかける。社会は、これらの問題をいかに捉えるべきなのか。

>ノーマン・ダニエルズ、ブルース・ケネディ、イチロー・カワチ『健康格差と正義 公衆衛生に挑むロールズ哲学』(勁草書房)
> フリードリヒ・エンゲルス『イギリスにおける 労働者階級の状態』(岩波書店)
> 近藤 克則『健康格差社会 何が心と健康を蝕むのか』(医学書院)
> 健康日本21

◇第19回 chapter 2 [TIME 0:36〜1:03]
8月初めにおきた、東京ビッグサイトでのエスカレーター事故。一部では「オタクが殺到したから」というような報道がなされた。しかし、岡田斗司夫氏をはじめとする当事者のブログや映像を見る限りでは、むしろ機械的な故障や、安全装置の不備が問題なのではないか ?? 国が定めた基準は、十分な安全性を確保するのか。あるいは、それに準じて設計するだけで、メーカーは安全性への責任を果たしたといえるのか。加えて「オタク的イベントだから……」といったフィルタや、それを存在させうる理由について考える。

>「東京ビッグサイト」でエスカレーターが停止して逆流する直前のムービーと、崩壊した瞬間の写真(GIGAZINE)
> 日本オーチス・エレベーター株式会社
> 岡田斗司夫のゼネラル・プロダクツ(2008年8月3日)
> (社)日本エレベータ協会

◇第19回 chapter 3 [TIME 1:03〜1:21]
北京オリンピックからの新種目「オープンウォーター」で金メダルを獲得したのは、「幹細胞治療」を受けて白血病を克服した、オランダの選手だった。山下は、このニュースから「未来のドーピング」の可能性について考察をはじめる。ドーピング検査の現状を踏まえ、先端医療技術が能力強化に利用され、新たな「ドーピング」となる可能性を検討する。あるいは「義足と白血病治療」に見る不公平感とは。

>「白血病を乗り越え金メダル、オランダの水泳選手」(CNN)
>「世界に勇気!ファンデルバイデン、白血病克服「金」…オープンウオーター」(スポーツ報知)
> World Anti-Doping Agency
>三菱化学メディエンス