第21回 トピックス三題

急に肌寒くなった10月末。ルノアール大久保店会議室1で収録された第21回の第一部は、粥川が「ポリフェノールA」、環境ホルモンを例に挙げながら、科学技術の論じ方、報道の仕方について問題を提起。第二部は、最終投票を間近に控える米大統領選挙で行われた「サイエンス・ディベート」について、山下が取り上げる。さらに第三部では、赤木が「こんにゃくゼリーとリスクマネジメント」について論じる。
(08年10月29日収録)

参加メンバー
・赤木智弘
・粥川準二
・山下祐司(JC-Nex!
・武田徹

 

◆第21回を視聴


◇第21回 chapter 1 [TIME 0:00〜0:32]
10年ほど前に大きな話題となった「環境ホルモン」。ポリカーボネートなどの樹脂に含まれる「ビスフェノールA」はその一例として挙げられているが、その危険性/非危険性についての国内報道は、海外のメディアに比べてはるかに少ないという。その理由を探りながら、粥川は科学技術や環境問題についての報じ方、論じ方について考察を進める。

>Plastic bottle chemical linked to heart disease
>Association of Urinary Bisphenol A Concentration With Medical Disorders and Laboratory Abnormalities in Adults
>生体むしばむ化学物質 ショック母乳も血液も
>化学物質の胎児への影響 ES細胞で解明へ
>ビスフェノールAについてのQ&A(厚生労働省)
>ビスフェノールA安全性研究会

◇第21回 chapter 2 [TIME 0:32〜0:48]
11月4日の投票を前に、マケインとオバマ両候補者による「サイエンス・ディベート」がweb上で行われた。
全米の科学技術従事者から寄せられた3,400にも及ぶ質問の中から、特に多かった14問について答える両候補。地球温暖化・気候変動問題、あるいは幹細胞研究についての考えが示されたこの機会は、選挙においてどのような意味を持つのか。
政治的な論点として「科学」を取り上げるアメリカと、比較的科学リテラシーが高いといわれる日本。その土壌の違いは?

>Sciencedebate 2008

 
◇第21回 chapter 3 [TIME 0:48〜1:18]
マンナンライフ「蒟蒻畑」を喉に詰まらせて子供が死んだ事故をきっかけに、マンナンライフは製造を自粛。「蒟蒻畑」でなくとも、蒟蒻をつかった他社製ゼリー、あるいは増粘多糖類を使ったゼリーがあり、モチやパンで窒息する事故も多い。あるブログのエントリを引きながら、赤木は「より高まったリスク」を指摘する。さらに事件による生産業者や労働者への影響を踏まえ、それらを視野の外に置いたかのような社民党の申し入れにも疑問を提示。
一方、武田は原子炉の設計を例に挙げながら、蒟蒻ゼリーの再設計を提案する?? JCcastが提案する「蒟蒻畑 2.0」プランとは?

> 株式会社マンナンライフ|蒟蒻畑
> 食品安全情報blog(2008-10-19)
> こんにゃくゼリーによる窒息死事故に関する緊急申し入れ(社民党)
> 食品による窒息事故に関する研究結果等について(厚生労働省)
> またひとり こんにゃく入りゼリーで死亡−子どもや高齢者に絶対に与えない!−(報道発表資料)(国民生活センター)
> 「こんにゃく入りゼリー」よりものどに詰まって死亡した件数が多い危険な食べ物ベスト10(GIGAZINE)