第44回 直販型遺伝子検査、タミフル再検証、入試問題流出事件

3月に入っても寒く、収録日には東京でも雪が降りました。今回、粥川が取り上げるのは「直販型遺伝子検査」と、その効果と影響について。山下は「コクラン共同計画」による、タミフルの再検証について。赤木は京都大学の入学試験で発覚した入学問題が「Yahoo! 知恵袋」に流出、受験生が逮捕された事件を起点にトークを展開する。収録は大久保・ルノアール会議室。
(2011年3月7日収録)

参加メンバー
・赤木智弘
・粥川準二
・山下祐司
・武田徹

 

◆第44回を視聴

 

◇chapter 1 [TIME 0:00〜0:27]
インターネットなどを利用して、消費者が検査機関に直接連絡し、利用することができる「直販型」遺伝子検査サービス。こうした検査によって『恐ろしい病気になるリスクが自分にあることを意味する遺伝子の存在を知ったら』、人々はどのような反応をするだろうか? 粥川は、アメリカの研究者が行なった調査を紹介。メンバーは、その結果をどう見るのか。

> 株式会社サインポスト
> 遺伝子検査ビジネスご注意 学会警鐘「根拠あいまい」(asahi.com)
> 「遺伝子診断による教育サービス」に対する専門家コメント(サイエンス・メディア・センター)

 

◇chapter 2 [TIME 0:27〜0:50]
インフルエンザ治療薬として知られるタミフルについて、2006年、「コクラン共同計画」は肺炎などの合併症を低下させるというレビューを発表。しかし、小児科医・林啓次はその評価の根拠となるデータが見当たらないことを指摘、コクラン共同計画はタミフルの再評価を行なうが、提供されたデータの不備から、合併症に対する効果について「減少効果を示せるものではなかった」と結論づけた。「正しい評価」「正確な評価」のために求められる「第三者性」のかたちとは。

> Ensuring safe and effective drugs: who can do what it takes?(bmj.com)
> Complications: tracking down the data on oseltamivir(bmj.com)

 

◇chapter 3 [TIME 0:50〜1:12]
「Yahoo! 知恵袋」に入学試験の問題が投稿され、ネットを使用したカンニングが判明、マスコミやネットでは大きく取り上げられた。赤木は「大学受験があまりに人生を左右する要素になっているという現状に風穴を開けるような行為に、一種の清涼感を私が感じた」といいつつ、犯人が捕まってみるといささかの残念さも感じた模様。メンバーは、この事件に何を思うのか。

> 【赤木智弘の眼光紙背】入学試験問題流出事件に感じた涼風