第48回 この夏お薦めの本

夏真っ盛り、夏休み? 今回のJCcastは「お薦めの本」特集。各作品の概要と「読みどころ」を、メンバーそれぞれの視点からご紹介します。
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(2011年8月9日収録)

参加メンバー
・赤木智弘
・粥川準二
・山下祐司
・武田徹

 

◆第48回を視聴

◇カズオ イシグロ『私を離さないで』【粥川】
[TIME 0:00〜0:08]
外界と隔てられた寄宿舎で暮らす子どもたち。彼らは、何のために集められたのか?
図書新聞「2011年上半期読書アンケート」で取り上げた中から、2010年には映画化作品も公開された一作を紹介。「SFらしくないSF」に描かれた世界と、私たちが生きる「現実」の相違点とは?

◇ロバート ブライス『パワー・ハングリー—-現実を直視してエネルギー問題を考える』【山下】
[TIME 0:08〜0:15]
3.11以降、再生可能エネルギーへの関心が高まっている。しかし、その多くが化石燃料によって支えられている現在の状況を脱することは、本当に可能なのだろうか?
「貧困を解消するのは”エネルギー”だ」……日常を維持し、問題を解決するエネルギーの在り方とは?

◇大野 更紗『困ってるひと』【赤木】
[TIME 0:15〜0:21]
「『困ってるひと』を助けるのは人々の”やさしさ”ではなく、制度であるべき。”やさしさ”には、限界がある」「しかし、助けるための制度は”やさしくない”」「病気ではなく”困ってる”ことが問題だ」 —- 単なる「闘病記」ではない 。
難病との戦いの様子をコミカルに描きつつ、著者はいくつもの疑問を投げつける。

 

 

◇カウシック・S・ラジャン『バイオ・キャピタル ポストゲノム時代の資本主義』【粥川】
[TIME 0:21〜0:27]
人間の身体、生命が資本化される —- インドとアメリカにおける「ゲノム・ベンチャー」企業を調査し、社会学と結びつけて論ずる一作。
「生命科学、生命倫理に関心がある人には絶対読んでほしい」(粥川)。

◇森 博嗣『科学的とはどういう意味か』【山下】
[TIME 0:28〜0:39]
小説『スカイ・クロラ』シリーズを手がけた著者は、「科学から目を背けることは、あなた自身にとっても不利なことだ」と書く。たとえば自然災害に、”疑似科学”に、先端科学と接した時……「市民の科学」はどうあるべきか?
また「知識のない人が損をすること」への懸念を示す粥川にとって”科学的であること”とは。

◇山本 弘『ニセ科学を10倍楽しむ本』
◇有路昌彦『無添加はかえって危ない —-誤解だらけの食品安全、正しく知れば怖くない』【赤木】

[TIME 0:39〜0:46]
「水からの伝言」「ゲーム脳」「有害食品」……”科学っぽい”あの話、ホントのところはどうなのか? 「残留農薬」「(暫定)基準値」……”科学っぽい”あの言葉、どういう意味だかご存知ですか?

 

 

◇美馬 達哉『脳のエシックス–脳神経倫理学入門』【粥川】
[TIME 0:46〜0:54]
高度な科学・医療技術の現場に携わる著者が、さまざまな視点から脳科学の在り方について論考する「脳にまつわるエシックス(倫理学)」。急速な技術の発展は、倫理を伴っているのだろうか?

◇岩田 健太郎『予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える』【山下】
[TIME 0:54〜1:03]
日本国内におけるワクチンと予防接種の状況を追い、医療政策や、メディアによる報道、あるいは受け手側の問題について考える。新型インフルエンザやホメオパシーなど、JCcastでも何度か触れたトピックについても取り上げられている。

◇渡辺 正、林 俊郎『ダイオキシン–神話の終焉 (シリーズ・地球と人間の環境を考える) 』【赤木】
[TIME 1:03〜1:33]
かつて多くの関心を集めた「ダイオキシン問題」。その『神話』がなぜ生まれ、どのような混乱を招き、何をもたらしたのか。「危険」と「安全」はいかに判断されるべきなのか。
そして人々の「不安」は、いかにして解決されるべきなのか。

 

 

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