第50回 幹細胞と原発、エネルギー問題小考、こころの中のかいぶつ

記念すべき(?)第50回。しみじみ続くJCcastは、どのように始まったのか。そして収録直前に神戸を訪れていた武田は、阪神大震災と東日本大震災以降の報道・ジャーナリズムをどう見ていたのか —- ジャーナリズムの流儀と持つべき視点、視野について考える、今回のマクラはたっぷりめです。
数度にわたり被災地を訪れた粥川は幹細胞研究にまつわる問題と原発問題の共通点を指摘。山下はエネルギー問題について語り、赤木は「こころの中の怪物」について考えます。
(2011年10月25日収録)

参加メンバー
・赤木智弘
・粥川準二
・山下祐司
・武田徹

 

◆第50回を視聴

 

◇chapter 1 幹細胞と原発【粥川】[TIME 0:33〜0:58]
福島・宮城の被災地を訪れてきた粥川は、その風景とガイガーカウンターが示す数値を目の当たりにしながら、かつて大きな問題となった「ファン・ウソク事件」のことを思い出していた。幹細胞に関する研究と、原子力発電所が示す問題の共通点とは? あるいは(いずれの科学技術も逃れ得ない)熱狂と悪夢とは。

> ピエール・ルジャンドル『ロルティ伍長の犯罪』(人文書院)

> 粥川準二『クローン人間』(光文社新書)

> 武田徹オンライン日記(2011/6/3)

 

◇chapter 2 エネルギー問題小考【山下】[TIME 0:58〜1:13]
「”再生可能エネルギー”の導入で、すべてが解決すると思うな」 —- 『エネルギー論争の盲点―天然ガスと分散化が日本を救う』の著者、石井彰氏にインタビューした山下。エネルギーの消費を前提にした社会は、そもそも持続可能ではあり得ない? 持続可能性を高めるエネルギー施策とは、はたして。

> 石井彰『エネルギー論争の盲点―天然ガスと分散化が日本を救う』(NHK出版新書)

 

◇chapter 3 こころの中のかいぶつ【赤木】[TIME 1:13〜1:36]
自らがフォローするユーザのツイートのみが表示されるTwitterの画面は、すでにフィルタリングされた情報だけが集められているにも関わらず、それが「(ネットの)総意」だと思い込んでしまう。あるいは「事実」を確かめようと集めた情報(ツイート)が、むしろ自らを「真実」から遠ざけてしまう……Twitterは、本当に私たちと世界を「繋げて」いるのか?

 

 

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粥川が共著者として携わった書籍『教えて!科学本 今と未来を読み解くサイエンス本100冊』(洋泉社)が出版されました。曰く「この一冊を読めば、科学本を100冊読んだのと同じ! ……ような気分になれる本」。ぜひお読みください。
◆本書の構成
01【宇宙論】
02【宇宙開発】
03【生命探査】
04【環境】
05【原子力】
06【エネルギー】
07【地震学】 08【遺伝子】クローンとヒトゲノムをめぐる10年 09【幹細胞】”万能細胞”をめぐる競争と倫理
10【脳科学】
11【カルチャー】
 12【総論】科学とは何か? 科学は社会とどのようにかかわるのか?

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