第54回 体外受精と先天障害、不況による格差の是正

大型連休は遠くなりにけり……『世界の首都』を訪れていた武田が司会。5月はじめに『放射線防護食レッスン』(エクスナレッジ)が出版された粥川は、「体外受精と先天障害」を基点に問題を提起。山下はここ数回続けて取り上げている「経済格差と健康格差」について話題を提供する。
JCcast第54回@大久保ルノアール。
(2012年5月11日収録)

参加メンバー
・粥川準二
・山下祐司
・武田徹

 

◆第54回を視聴(01:12:00)

 

◇chapter 1 体外受精と先天障害【粥川】[0:06〜0:54]
「体外受精によって生まれた子どもは、技術による手助けなしで懐胎した新生児よりも、3割ほど先天障害が多い」とするレポートが発表された。南京医科大学のZhibin Huらによるこの研究について、生命倫理学者アーサー・カプランもコメントを発している。これらを紹介しつつ『問題が予測されているにもかかわらずそれらを受容し、実際に問題が発覚してもなおそれらをやめられない社会の在り方』について問題を指摘する。

> 体外受精児の健康コストを考えるとき(みずもり亭日誌2.0)

> Birth defects a third more common in IVF babies

 

◇chapter 2 健康格差は不況で克服できる?【山下】[0:54〜1:12]
ヨーロッパや韓国、米国など、海外では職業階級が高いほど死亡率が低くなり、社会的・経済的な階級間の健康格差が徐々に拡大しているとの報告が見られる。しかし日本では、逆に管理職など社会経済的な地位の高い男性の方が、低い男性よりも死亡率が高まっているという。不況による労働環境の変化が、管理職の健康悪化という逆転現象を引き起こしているのだとか。

> 地位高い男性 死亡率も高い(読売新聞:ヨミドクター)