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第58回 iPS細胞を巡る思索、安全を遠ざける思考

◆山中伸弥氏のノーベル賞受賞に沸く(?)JCcast、第58回。粥川はiPS細胞と科学技術をめぐる生命倫理、山下は”トリックスター”森口尚史氏の「功績」について。赤木は、10月に発生した「丸の内線車内でのアルミ缶爆発事故」を起点に、日常が内包する危険について話題を提供する。 (2012年11月16日収録)

第54回 体外受精と先天障害、不況による格差の是正

◆大型連休は遠くなりにけり……『世界の首都』を訪れていた武田が司会。5月はじめに『放射線防護食レッスン』(エクスナレッジ)が出版された粥川は、「体外受精と先天障害」を基点に問題を提起。山下はここ数回続けて取り上げている「経済格差と健康格差」について話題を提供する。 JCcast第54回@大久保ルノアール。 (2012年5月11日収録)

第53回 隔離、環境と遺伝、格差とナショナリズム

◆ 桜が咲き始めた4月のはじめ、武田が久しぶりに司会をつとめる。 『バイオ化する社会』を上梓した粥川は、精神疾患を持つ女性への強制的な中絶・不妊手術について論じた、生命倫理学者アーサー・カプランによる記事を紹介。山下は「環境要因と遺伝子のつながりについて」、赤木は萱野稔人著『ナショナリズムは悪なのか』を基に話題を提供する。 (2012年4月6日収録)

感染症教育の使命を放棄するな

既報道のように関東・東北地方の十~二十代にはしか(=麻疹)が流行中だ。平成十三年にも「十五歳以上」の、いわゆる成人麻疹の流行が見られたが、定点観察をしている基幹医療機関での患者発生報告数では連休明けの時点で既に六年前の流行を凌いだという。 しかし、今回の流行には、どこか人災的な印象がつきまとう。日本では昭和五十三年に麻疹ワクチンの予防接種が制度化された。この予防接種の第一世代となる現在の三十代は大…

情報化の中のジャーナリズム

 論壇誌を古くから通読したり、TVの時評番組を多めに時間を遡って通覧してみれば呆れるほど明らかに理解できるが、そこで「現在」は常に大いなる変革期として位置づけられている。それは、たまに、ではない。常に、だ。  確かに進行中の変化をいち早く見出して指摘し、注目を喚起したり、警鐘を鳴らすのでなければ、敢えて「現在」について何かをマスメディア上で語る価値はない。  しかし、現実には大きな変化が認められて…