意味不明、意味過剰

--- 2007年07月13日

 僕の住む街は文化の香りがほとんどしないところで、グラフィティなどのストリート・アートも、スプレーやマーカーによる、ありきたりのタギングぐらいしか見あたらないと思っていたのだが、先日、「何だこれは?」と思うようなステッカーを見つけた。

 駅前の道の左側を自転車で流していたのだが、突然、「牛乳」という文字が目に入ってきた。パチンコ屋とマンガ喫茶が入っている建物の脇の配電ボックス(?)に貼られていたものだ。

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 いきなり「牛乳」と言われてもな……いうまでもなく、近くに牛乳の自動販売機などはない。
 同じ配電ボックスには、別のステッカーが貼られていることにもすぐに気づいた。
 
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 愚直に引用してみよう。「他人から聞いたコト全てが本当のコトではない。何がウソで何がホントかは自分で考えろ。自分の意志」。ごもっとも、という感じだ。右には富士山のような図形があり、その下に「TSD」という署名らしきものがある。
「牛乳」という、ほとんど意味不明なものと、「他人から……」という、あまりに意味過剰なもの。その2つが隣接しているのだ。

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 同一人物によるものだろうか。まさかね。なお同じ配電ボックスの右側には、ごくありきたりのステッカーが貼られていたが、この2つの前ではあまりにつまらなく感じ、撮影しなかった。
 普通、ステッカーというと、家のようなデザインで知られる「QP」(「EKYS」と同一人物?)など、同じものがあちこちに乱立することが多いのだが(そういえば、この街にはQP氏は来ていないようだ)、いまのところ、「牛乳」も「他人から……」も、ここでしか見ていない。
 文化の匂いの乏しいこの街だが、この2枚や、先日のエントリーで紹介した「♡失うな」のような、“シュール系”ストリート・アートがこれから多発するのだろうか……多発しろ! 07.7.13

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