《 景観ヤクザ | メイン | 預けが9万枚超えた 》

2006年06月01日

 ■ 共作の証明

誠一さん、僕のあの良心、どうしたんでせうね?
ええ、若かったころ、画家として歩んだみちで、
谷底へ落としたあの良心ですよ。

誠一さん、あれは心地いい良心でしたよ。
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

誠一さん、あのとき、スギさんがいましたっけね。
使い古したパレットに絵の具に染まった筆をもった。
そして拾はうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
けれど、とうとう駄目だった、
なにしろ深い業で、それに欲が
谷底を覆いつくしていたんですもの。

誠一さん、ほんとにあの良心どうなったでせう?
そのとき傍らに咲いていた夢は
もうとうに枯れ果てたでせうね、そして、
晩年には、業の霧があの丘をこめ、
あの良心の下で毎晩昔の私が泣いてたかもしれませんよ。

誠一さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでせう、
昔、光輝いていた、あの伊太利亜のアトリエと、
カンバスに僕が書いた
Y.Wという頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく。

#勢いだけで書いたので、出来が悪くてもキニシナイ

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.journalism.jp/mt/mt-tb.cgi/2951