《 10月末までサイトをお休みします | メイン | テンバイヤーが夢の痕 》

2006年11月03日

 ■ 教師なんて「アカの他人」だろうに

さて、復帰していきなり何もかかないというのもなんだから、ちゃんと書くか。

件の教師のイジメで生徒が自殺したという件。
 私がもっとも気になったのが、生徒がアダルトサイトを見たとかなんとかで、そのことを両親が問題の教師に相談したという点。
 その相談の意図が単純に「子供が性的なことに興味を示したので、どうしたらいいか」なのか「そういうサイトに入って、金銭や個人情報の被害をうけるのではないか」なのかがイマイチ分からない。
 子供が性的なものに興味をもつのは当たり前なので、親はそれをさらっと見過ごすべきだし、ネットリテラシーがないがために見過ごせないのであれば、それは見過ごすだけの能力のない両親が悪い。
 で、そのことを教師に相談するというメンタリティーは、やっぱり昨今の安全安心社会のモノなのだろうなぁ。PTA的教育観が今ほど額面通りに受け入れられている時代はなかろう。

 安全安心社会を構築するためには、警官を始めとする「身分が上の人」に対する無条件な信頼が必要不可欠で、その身分が上の人の中には当然教師も含まれる。
 今回の件で教師がこれだけ社会的に批難を受けるのは「生徒を虐めた」からではなくて、「安全安心社会文脈をだいなしにした」から。
 結局、教師バッシングも、社会身分制度下の安心安全論理のメンタリティーでしかない。「教師は上の身分なのだから自省しろ」というわけだ。
教師が生徒を虐めることは批難しても、学校の要塞化を批難する人は少ない。かくして安全安心な要塞の中で人間関係が「猿のお山」のようになっていく。飼育員は政府の役目?

 教師は悪い。
 両親も悪い。
 学校の要塞化を押し進める社会も悪い。
 生徒だけが被害者。

未履修の権について。
 「おおよそ3」を頑に否定した時点で、日本の教育が「人間として生きるために必要な叡智を教えること」から「受験という結実を目指すもの」に変化してしまったのだから、受験に関係ない科目を軽視する文脈からこうした事件が出てくるのも必然。
 いいじゃん。あなたたちがそれを選択したんだから。子供には受験科目だけを勉強させれば。
 学力低下を煽るマスコミがこの事件を大きく取り上げる意味が分からん。学力=受験力に関係ない勉強なんていらないんじゃないの?

 あと、安倍内閣が教育改革ということをやっている時に、こうした教育系の問題が大きく取り上げられるってのは、そういうことですね。
 かつては郵政。今教育。

<タミフル>服用と異常言動に関連性ない 厚労省研究班
 共和党のご機嫌とりに厚生労働省必死だな。

 関連記事:
 「ストレイ・ドック」「タミフルの国家備蓄も米ブッシュの意向!?」
 「Sasayama's Weblog」「タミフルと、リレンザの副作用一覧」

他にこの2週間になにかあったっけ? ……えーと。NHKへの放送命令、禿電話予想外。
 あと、結局筑紫は山本モナの問題について何も発言しませんでしたね。
 マスメディアの人間にはジャーナリストとしての職業倫理なんて、全く存在しないということがよく分かりました。
 筑紫はもう安倍晋三によるNHKへの介入問題なんかも批判できませんね。
 ちなみに、世間も不倫であることばっかり問題にして、くだらないバッシングをくり返すだけでバカバカしい。性倫理と職業倫理を一緒くたにしてしまうバカが多くてビックリ。

「不滅の男 エンケン対日本武道館」
 CS放送キターーーーーーーー
 スカパーのよくばりパック入ってる香具師は絶対に見ろ。録画しろ。俺はDVD持ってるからいいけど。
 つか、深夜でもいいから地上波でも放送してくれないかな。

読書録「『冠婚葬祭のひみつ』 斎藤美奈子」更新。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.journalism.jp/mt/mt-tb.cgi/3033