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2007年03月14日

 ■ 時事通信、産経新聞が捏造記事を配信

時事通信、産経新聞が捏造記事を配信。
(参考:オタクバッシング速報

 産経の記事は時事のものですが、報じていることには変わりないですから。

 新聞社の記事はすぐに消えてしまうので、リンクではなくて全文コピペにします。
 文句があるなら、10年ぐらい残しておけ。

・時事通信

暴力ゲーム偏重に警鐘=任天堂・宮本専務が米で講演

2007/03/09-15:32 暴力ゲーム偏重に警鐘=任天堂・宮本専務が米で講演
 【シリコンバレー8日時事】米メディアによると、任天堂の宮本茂専務は8日、サンフランシスコで開催中のゲーム開発者会議で基調講演した。宮本氏はこの中で、ゲーム開発業者は熱心なファンが好む暴力的ゲーム作りを偏重し、一般利用者向けの楽しいゲーム開発を怠ってきたため、ゲーム業界は過去10年間に信望を失ってしまったと警鐘を鳴らした。

・産経新聞

「マリオ」生みの親・宮本茂氏、安易な暴力ゲームに苦言

 米メディアによると、任天堂の宮本茂専務は8日、サンフランシスコで開催中のゲーム開発者会議で基調講演した。宮本氏はこの中で、ゲーム開発業者は熱心なファンが好む暴力的ゲーム作りを偏重し、一般利用者向けの楽しいゲーム開発を怠ってきたため、ゲーム業界は過去10年間に信望を失ってしまったと警鐘を鳴らした。

 宮本氏は大ヒットゲーム「スーパーマリオブラザーズ」「ゼルダの伝説」の生みの親で、映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ監督になぞらえ、「ゲーム界のスピルバーグ」(タイム誌)とも評される。会場には数千人の聴衆が詰め掛けたという。

 宮本氏は自身のゲーム作りについて、「(利用者に)満足感や喜びを与えるものでありたいと常に望んできた」と説明。その上で、恐怖や復讐(ふくしゅう)をテーマとしたヒット作の続編ばかり作りたくなる誘惑に、開発者は抵抗する必要があると強調した。

 米国で大ヒットするゲームには、主人公が拳銃(けんじゅう)や爆弾で市民や警官を無差別に殺害する「グランド・セフト・オート」など、残虐なものも多い。こうしたゲームが未成年に悪影響を与えるとの声は根強く、販売規制をめぐる訴訟が続いている。(時事)

 などと、いかにもな報道がなされているわけだが、実際の文脈はまったく異なっている。
 2ちゃんねるでのレスをそのまま転載する。(公演内容は日本語なので、安心して聞いてください)

701 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/03/11(日) 15:26:15

>>1は完全に嘘であるわけだが

実際の内容(長いけど見ることをお勧めする)

http://www.visualwebcaster.com/Nintendo/38232/event.html

>僕のデザイナーとしての視点はポジティブな感情を与えたい点にあるんですね
>驚きとか幸福感とか満足感とか喜びとか
>ゲームの中ではいろんな演出を使います。
>また障害物とか不安感をあおるものをいっぱいおきます。
>で、競争心をあおったりフラストレーションをつくることもありますね。
>けどまあ、そういう演出は全部、過去になかった体験をプレーヤにしてもらいたい、
>それからできればそれが最終的にはポジティブなほうにいってくれるとうれしい。
>そういう風に考えてつくってきました。


>それぞれのデザイナーがそれぞれ別の感情を使うのはいいんですよ。
>それは不安感であったり恐怖であったり復讐であったりとかね
>バイオレンスでもいいと思います。
>いずれの場合も、それが良いか悪いかという問題じゃあないんです。
>大事なのは最終的にプレーヤにどういう印象を残したいのか
>それが皆さんの作り方だと思います。
>僕の場合にはそれはポジティブなフィーリングです。

 講演の冒頭で宮本は「ゲームと暴力」という話をしています。
 ゲームの売り上げが、いわゆるFPS(「Doom」や「Hero」に代表されるような一人称視点ゲーム)に偏ってしまったことを挙げ、そうした中で、ゲームの社会的な影響、「テレビゲームがプレイヤーをゾンビのようなものに変えてしまったのではないか」という類の取材を受ける事が多くなった。テレビゲームのイメージは悪くなり、売り上げがのびても、世間の評判は落ちてしまった。と言うのです。

 しかし、これはあくまでもゲーム業界の現状を話しているだけであって、これを枕に宮本は「宮本自身のビジョン、そして任天堂のビジョン」という本題に入っていくわけです。

 パッと見「時事と同じゃないか」と思われるかもしれないのですが、これは例えがFPSになっているからであって、仮に宮本が「最近は脳トレや漢字書き取りのようなゲームばかりが増えた」という発言をしたとすれば、このような報道は絶対に行われなかったはずです。しかし、このどちらを宮本が発言したとしても、クリエイターがひとつの方向に偏ることに問題提起を行なう、論理の骨子は変わらないのです。
 念の為に書いておきますが、仮定の「世間に迎合した、脳トレと漢字書き取りしかないゲーム市場」も、結局は世間の評判を落すことになるでしょう。ゲームが担うべきなのはさまざまな視点からの娯楽の提供であって、社会道徳を担うべきではありません。
 論点はゲームの内容ではなく、クリエイターが自覚して、自身のクリエイティビティーに正直なゲームを作り出すことです。

 これを今回の件に合わせて言うならば、マスコミにとっては、世間がテレビゲームを迫害視する風潮に迎合するのではなく、しっかりと取材を行なって地道な報道を続けることが、世間の評判を落さないために必要なことなのです。

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