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2008年01月31日
 ■ いつまでも着たきり雀と思うなよ

今まで、いまいち躊躇してたんだけど、勢いで例の本を買ってみた。
 躊躇していた理由ってのは、やっぱり「おまえ、何成功者ヅラしてメディアに出てんだよ!」みたいなのがあって、こちら側の住民だった人間がふとあっち側で偉そうなツラをしているのが嫌だったという、子供じみた理由。
 伊集院もラジオで言っていたのだけれど、やっぱりデブから痩せた人間はデブに対して必要以上に上から見る視線を感じるワケですよ。「今までの自分はデブだったから、こんなにヒドイことがあった云々、そして痩せたらこんなにいいことがあった」みたいな。

 いや、例の本ってのは、岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』なんですけどね。

 で、確かにその「デブだから悪かったというのは、心の問題」というのも分かるし、俺もそう思ってたんだけど、実際本を読んでみると、現状が見た目至上主義だということには納得してしまうし、自分自身も今の自分の現状を考えて「やっぱり、言葉に力があるような人が、カッコよかったり、美人だとすると、言葉はより通じやすくなるよなぁ」なんてことを考えてきたこともあって。
 で最終的に、伊集院の言葉が「たまたまデブでも幸せだった伊集院の傲慢」に見えてきてしまって、自分の中では「まぁ、この点では斗司夫の勝ちだな」と、思ってしまった次第。そうだよな、完全にオタクとしてこれまでを過ごしてきた岡田と、奥さんが元アイドルの伊集院では、伊集院の方が勝ち組だもんな。その点で俺は岡田に肩入れすることにするよ。伊集院、スマン。

 で、主題として、ダイエットの部分が注目されがちな『いつまでもデブと思うなよ』だけれども、俺が感心するのは「デブは絶対的に損だ!」という、伊集院が批判した部分の割り切り方だと思う。
 正しい、正しくないじゃなくて、「デブは損」。「見た目が評価されて初めて、中身を公開する機会を得る」みたいな話ですよ。特に恋愛に関しては否応なく直面する問題で、恋愛に関してはきわめて幸せな伊集院には、そういう感覚が分からないのだろうなと。
 で、その辺を理解することが、レコーディングダイエットの成功につながると。

 たとえば、テレビで「ワーキングプア特集」とかいうことをやるときに、俺が気になるのは、ワーキングプアの人たちって、やっぱり見た目がワーキングプアっぽいんですよ。服装が特に。でもって、撮影側も「いかにもワーキングプアっぽい映像」を撮るわけで、すると「こういう人たち=ワーキングプア」っていう価値観が固定化してしまうんですよね。
 それは差別的な白人が「有色人種は有色だから、差別をしてもいい」ということを自然に思うように、「ワーキングプアは、ワーキングプアっぽいから、ワーキングプアでいい」ということが、前提になってしまう。そうした前提を支える要素として、俗流若者論なんかがあって、今の社会は若者の実態に対して、差別的に接しやすい土壌がある。
 それに対抗するためには、やっぱり「見た目がワーキングプアっぽくないのに、ワーキングプア」っていう人が出てくる必要がある気がする。つか逆か、「ワーキングプアなのに、見た目がワーキングプアっぽくない人」。
 たとえばデモなんかで服装をみんなスーツにするとか、見た目の部分で、一般の人たちが「私たちと同じ」と感じる記号を用意してあげて初めて、話が彼らに通じるのではないかと。

 で、それを人にやらせるのもアレだから、まずは自分が痩せたいと思うし、それなりにおシャレになりたいと思ってます。今まで、パソコンなどの仕事のための機会にはひとまず必要なだけ、お金をかけたので、今後はおシャレのためにお金を使おうかなと考えています。
 とりあえず、なんの躊躇もなく丸井のメンズ館あたりに行けることを目標に、がんばりたいと思います。

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2008年01月30日
 ■ macbook air、いいなぁ

ぼちぼち復帰。まず、仕事の報告から。
 『漫画実話ナックルズ』3月号に、「不平等な『平和』なんてブチ壊せ!!」という「希望は戦争」のマンガが掲載されています。
 『宝島』3月号に、一水会代表、木村三浩さんとの対談が出ています。
 前回も告知しましたが、「『絶望男』出版記念イベント」が2月1日に新宿のロフトプラスワンでありますので、よろしくお願いいたします。

片山さつき公式サイト
 これ……誰ですか?

本当に悲惨な貧困者を踏み台にして安定労働層となった私(どんな妄想だよ(苦笑))が、新たにmacbookを購入しましたよ。
 長年OS9を使い続けてた自分にとって、OS10.5になってようやくOSX環境に移行できたことになりますね。
 で、購入したのが1月の上旬で、1月15日にmacbook Airが発表されました。べ、別にうらやましくなんかないんだからねっ!…………OTL
 いいもん、どうせ向こうはCPUも遅いし、HDDも遅いし、メモリもオンボードで2Gでしょ。俺のmacbookはメモリ4G積んでるもん。それに10万も差額があれば、その差額でいろいろできるし。
 でも、基本的には原稿を書いたり、ネットで資料を探せれば十分だから、スペックとかはairで十分……。

 というか、スペック面からairを批判している人も多いけど、すでにパソコンが十分に安くなって1人1台から、1人で複数台を使う時代に、全部が全部フルスペックである必要はどこにもないからなぁ。ならば、ノートに絶対必要な要素は薄さと軽さ。そして安心して操作できるフルキーボードだということを考えれば、airの割り切り方は大正解だと思いますよ。
 あと、バッテリー交換が自力できないことに対する不安があるようですが、これは自分で10.5を使っていて実感するのですが、シャットダウン状態からの起動がすごい速いのですよ。測ってないけど、40〜50秒ぐらいでしょうか。vistaだと、2分弱かかっている感があります。
 ノートパソコンで起動が速いということは、スリープ状態にする必要がなく、バッテリーの節約になるということです。
 もちろん、作業状態の保持を考えると、スリープの方がいい場面もたくさんありますが、テキストエディタと、ブラウザぐらいなら立ち上げ直しても苦ではありません。
 つか、バッテリーを持ち歩くんなら、軽さとかもう関係ないし。

 というわけで、個人的にはairは最高だと思いますが、macbookを買ったばかりなので、買えません。

 あ、そうそう、せっかくなのでアフォリエイトのためのリンクを張っときますね。買える人はここから買ってください。macユーザーであれば、間違いなく幸せになれるはず。

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2008年01月16日
 ■ お仕事の宣伝

『絶望男』出版記念イベント
  
【日時】 2008年2月1日(金)開場18時30分/開演19時30分

【会場】 新宿ロフトプラプラスワン

【地図】 http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/map.html
 
【参加方法】 定員150名。参加は無料です。当日、直接会場にお越しください。
※来場者多数の場合、会場の都合により入場を制限させていただく場合もございます。お早めにご来場ください。
 
【プログラム】
第1部:プレカリアート文学宣言〜絶望と希望の間で生きる若者たち
雨宮処凛(作家)×赤木智弘(フリーライター)×白井勝美
司会 鳥賀陽弘道(ジャーナリスト/著書に『Jポップの心象風景』他)
 
第2部:加齢臭ズお披露目会〜まだまだ青春はこれからだ!
月乃光司(「こわれ者の祭典」代表)×白井勝美
司会 杉田俊介(障害者サポートNPO法人勤務/著書に『フリーターにとって自由とは何か?』)
 
【本の紹介】

書名:絶望男 46歳、ニート、障がい者の人生
著者:白井勝美
出版社: サンクチュアリパプリッシング
発売日:2008年1月30日
定価:1,200円+税
内容:アル中でDVの父、新興宗教に走る身障者の母、学校・職場でのいじめ・孤立・自殺未遂、そんな家庭・社会を生きぬいた中年ニートの、ただ一つの表現手段は「書く」ことだった……。
絶望、どん底、それでも俺は、生きている。
雨宮処凛VS白井勝美対談 収録!
ウェブ:http://www.toenta.co.jp/zetsubou/
 
【お問い合わせ先】
オールニートニッポン事務局(NPOコトバノアトリエ)
担当:山本、番野
℡.***-****-**** / e-mail. ann@kotolier.org
http://www.allneetnippon.jp/

 このイベントに参加します。
 問い合わせの電話番号のみ伏せております(あとで偽情報となってしまうことを避けるため)が、必要な方はオールニートニッポンの公式サイトの方で確認してください。
 しかし、初版一万部ですってよ。で、これを売り切らないと次がないと。作家デビューはめでたいことですが、個人的には「ちょっと追い込みすぎでは?」と思うのですが……。自分の経験(要は『若者を見殺しにする国』の実売ということですね)を考えても、間違いなく一万部という壁は、かなり高いものです。それを超えるのは本当に難しい。  この件が「フリーターやニートの自立」と「自己責任論」をミックスした事例にならないことを祈っております。

 それともう一件。  2月24(日)の昼間に同じく新宿のロフトプラスワンでイベントを行ないます。

「不正義の平和よりも希望の戦争を」

『論座』誌上で「希望は戦争」と宣言して巨大な反響を巻き起こした赤木智弘と、「正義の戦争」を唱え続けるファシスト佐藤悟志が、不正と格差に満ちた現在の平和を罵り倒し、市民運動業界の禁句「戦争」を正当化する!
【司会】佐藤悟志(『青狼会』総統/『売春の自由党』事務局長)
【Guest】赤木智弘(『若者を見殺しにする国』著者)

Open13:00/Start13:30
¥1000(飲食代別)

 こちらについては、期日に余裕があるので、時間があいた時にまた告知しますね。
 今回の更新は以上です。

 えーと、これだけだと寂しいので一応近況報告をしておくと、年末にWiiを購入して、ゼルダのトワイライトプリンセスをクリアしました。あと、年始にmacbookを購入しました。ついにOS9からOSX環境に移行ですね。この辺についても、時間がある時に。
(こういうことを書くと、また「赤木は貧困層を踏み台にしている」とか書かれちゃうのかな)

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2008年01月03日
 ■ 初詣

私は新年には日にちは元旦に限るってことはなくても、初詣には行くことにしています。
 普段は大半が靖国で、あと明治神宮といった、メジャーでちょっと偏ったところにしているのですが、今年はもうちょっと近場で、かつ地元のあそこじゃないところにしようと、「関東最古の大社」に行くことにしました。
鷲宮駅
 東武伊勢崎線沿線のこの駅で降りてしばらく歩くと到着です。



鷲宮神社
 やっぱりここか。



らき☆すた 石碑
 例の石碑。



 時間的には朝の10時前に到着したのですが、本殿から鳥居の少し外まで、行列ができていて、2〜30分ぐらい並びました。
 他の人のBlogなどをみると、0時頃やお昼過ぎはもっとすごい列になっていたようで、2時間ぐらい並んだという話もあります。
 それなりににぎやかで、かつ混んでもいないという、一番いい時間に行けたかと思います。

 で、やっぱり鷲宮神社に行ったら、絵馬はかかせない。
 らき☆すたキャラで埋め尽くされる絵馬に混じって、書いてきましたよ。

絵馬

 最初は1万部にしたんだけど、願掛けぐらいは大きく出ようということで、最後に棒を1本つけ足しました。さすがに2本つけ足す勇気はなかった(笑)

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2008年01月01日
 ■ 新年あけましておめでとうございます

門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし

 これ、毎年書いている気もしますが、本年も皆様、よろしくお願いします。
 昨年は単行本も上梓できたということで、今年の目標は論者としての更なる発展と、あとは彼女をつくって一緒に温泉旅行でも行きたいなということを目標に、頑張りたいと思います。

 いやね、俺20代に旅行と言えるような旅行を一回もしていないんですよ。
 それはお金がなかったというのもそうだし、相手もいなかったので、まったく何もできなかったわけです。
 だから、一回ぐらい2泊ぐらいの温泉旅行に行ってみたいんだよねぇ。
 浴衣で温泉街を歩いて、バカみたいな射的をやったりさ。

 こんなのさぁ、ある種の人たちにとっては本当にどうでもいい、気づいたら当たり前に果たせているようなことなのでしょうが、私にとってはそうではありません。
 それができるかどうかが、自分の人生の意味そのものを決めかねない、強い意味を持っています。

 格差ということを考えた時に、「ある人たちは当たり前に果たしていることが、ある人たちにとっては当たり前ではない。下手をすれば生死すら左右しかねない」ということから、目を逸らすことはできません。

 掲示板にこのような書き込みがありました。

タイトル : Re: 既得権は渡したくない
投稿日 : 2007/12/30(Sun) 18:26
投稿者 : のらねこ
> 赤木さんとは同世代。大学卒業後正社員です。
>
> この年になれば月給も30万位あり夏冬のボーナスも支給され生活には余裕あります。
>
> 主張は理解できますが現実問題として豊かな生活をみすみす赤の他人のフリーターに渡したくはない。共闘しようとは思わない。
>
> この既得権益をぶっ壊すにはガラガラポンしかないでしょうね。その象徴が戦争なんでしょう。別に震災でもいいと思いますが。
>
> でも戦争に巻き込まれるのは嫌だし徴兵にも応じたくない。
>
> 現状のぬるい生活をずっと続けて生きたい。これが本音です。


月給30万で既得権って・・・
既得権がそんなに安いとは知らなかった。

 私は、このレス元の方については、その身勝手さに怒りはすれど、それはそれで「そういうものだよな」と思うわけですよ。私の論旨を理解してくれているし、既得権者としての本音だと思います。こうした意見に対しては、こっちも意見のぶつけがいがあります。
 しかし、月収30万が「安い」なんて言う人とは、いっさいわかり合えるとは思わないし、こうした意見を見聞きするたびに、私が感じるのは絶望です。

 月収30万円もあれば、全ての人間は十分な尊厳を持って生きていくことができます。
 そして、多くの貧困者は月収30万を得ようと、必死に生き方を模索しています。
 そんな月収30万円という金額が、ある種の人たちにとっては「安い」といいきることができる。それこそが現在の格差のありようを明確に表しているのではないでしょうか。


 そんなこんなで、本年もよろしくお願いいたします。

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