《 荻上チキさんのこと | メイン | 初詣 》

2008年01月01日

 ■ 新年あけましておめでとうございます

門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし

 これ、毎年書いている気もしますが、本年も皆様、よろしくお願いします。
 昨年は単行本も上梓できたということで、今年の目標は論者としての更なる発展と、あとは彼女をつくって一緒に温泉旅行でも行きたいなということを目標に、頑張りたいと思います。

 いやね、俺20代に旅行と言えるような旅行を一回もしていないんですよ。
 それはお金がなかったというのもそうだし、相手もいなかったので、まったく何もできなかったわけです。
 だから、一回ぐらい2泊ぐらいの温泉旅行に行ってみたいんだよねぇ。
 浴衣で温泉街を歩いて、バカみたいな射的をやったりさ。

 こんなのさぁ、ある種の人たちにとっては本当にどうでもいい、気づいたら当たり前に果たせているようなことなのでしょうが、私にとってはそうではありません。
 それができるかどうかが、自分の人生の意味そのものを決めかねない、強い意味を持っています。

 格差ということを考えた時に、「ある人たちは当たり前に果たしていることが、ある人たちにとっては当たり前ではない。下手をすれば生死すら左右しかねない」ということから、目を逸らすことはできません。

 掲示板にこのような書き込みがありました。

タイトル : Re: 既得権は渡したくない
投稿日 : 2007/12/30(Sun) 18:26
投稿者 : のらねこ
> 赤木さんとは同世代。大学卒業後正社員です。
>
> この年になれば月給も30万位あり夏冬のボーナスも支給され生活には余裕あります。
>
> 主張は理解できますが現実問題として豊かな生活をみすみす赤の他人のフリーターに渡したくはない。共闘しようとは思わない。
>
> この既得権益をぶっ壊すにはガラガラポンしかないでしょうね。その象徴が戦争なんでしょう。別に震災でもいいと思いますが。
>
> でも戦争に巻き込まれるのは嫌だし徴兵にも応じたくない。
>
> 現状のぬるい生活をずっと続けて生きたい。これが本音です。


月給30万で既得権って・・・
既得権がそんなに安いとは知らなかった。

 私は、このレス元の方については、その身勝手さに怒りはすれど、それはそれで「そういうものだよな」と思うわけですよ。私の論旨を理解してくれているし、既得権者としての本音だと思います。こうした意見に対しては、こっちも意見のぶつけがいがあります。
 しかし、月収30万が「安い」なんて言う人とは、いっさいわかり合えるとは思わないし、こうした意見を見聞きするたびに、私が感じるのは絶望です。

 月収30万円もあれば、全ての人間は十分な尊厳を持って生きていくことができます。
 そして、多くの貧困者は月収30万を得ようと、必死に生き方を模索しています。
 そんな月収30万円という金額が、ある種の人たちにとっては「安い」といいきることができる。それこそが現在の格差のありようを明確に表しているのではないでしょうか。


 そんなこんなで、本年もよろしくお願いいたします。

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