スプーン一杯の自由を――ブロガーホームレスとある日系人の絶望――
清彦
朝の駅がしら、通勤・通学に急ぐ人々の群れ、その一部はコンビニへと流れ込む。そんな人々がカウンターに並ぶ長蛇の列を見ていると、一人一人の焦りが感じられるようで、通勤地獄の過酷さについて想いがいたる。「毎日、すしづめの列車に揺られているので、もう慣れたものですよ」と当人たちは言うのだろうが、8時20分までにはオフィスに滑り込まなくちゃいけないという焦りと、それでも買い物をしなくちゃという焦りとがせめぎあっている様子が、彼らが眉間に寄せている皺からは見て取れるように思う。

