『介助犬と共に生きる社会へ』熊谷早苗
私たちにできること
介助犬は、外での勤務時は「介助犬」と書かれた青いベストを着用します。どこかで勤務中の介助犬を見かけて、むやみに触ったり、話しかけたりすると、お仕事に集中できなくなってしまいます。話しかけるなら、是非ユーザーに話しかけてください。これまでに積み上げてきた訓練の成果を目で見てもらい、一人でも多くの人にその仕事ぶりを知ってもらえたら、介助犬もユーザーもきっと嬉しいと思います。
補助犬法第二十四条は、このような条文です。
(国民の協力)国民は、身体障害者補助犬法を使用する身体障害者に対し、必要な協力をするよう努めなければならない。
介助犬をはじめ、補助犬が今よりもっと社会に溶け込んで、このような条文がなくても協力できる世の中になればと思います。だって、介助犬はユーザーの体の一部なのですから。
<参考文献>
『介助犬シンシア』 木村佳友・毎日新聞阪神支局取材班 新潮文庫
『介助犬オリーブのきもち』 本田真智子 小学館文庫
『介助犬を知る〜肢体不自由者の自立のために〜』 燒哲也編 名古屋大学出版会
『犬にはわかる〜介助犬トレーニング〜』 矢澤知枝 誠文堂新光社