『介助犬と共に生きる社会へ』熊谷早苗
取材が困難?!
介助犬について調べていると、ある団体のHPを見つけました。「特定非営利活動法人・日本介助犬アカデミー」です。まず、自己紹介とどういった経緯で介助犬について調べているのかということを踏まえ、取材協力をお願いするメールを協会宛に出すことにしました。そのとき、ちょうどHPで2005年1月30日に身体障害者補助犬学術シンポジウムが開催されるとのお知らせがあり、一般参加も可能だったため、すぐさま応募することに。
後日、アカデミー事務局からメールが届きました。それを読んで、私自身、うっかりミスをしていたことに気がつきました。うっかりミスというか、配慮が足りない自分にがっかりしてしまったのですが……。
現在、全国で介助犬使用者は23名。まだまだ普及途中の介助犬とその使用者なので、取材依頼が殺到しているそうです。使用者は全国各地にいるわけですから、東京在住の私がお会いできる人は、都内もしくは都内近郊の方になります。仕事をしている方だっています。そうすると、おのずと取材対象人数が減ってくるわけです。それなら、電話、FAX、電子メールでも取材はできるだろうと思いますが、今回の取材は介助犬使用者。手や足が不自由な人なのです。ですから、わざわざ外出してもらって取材をさせていただくのもご迷惑になることですし、職場にお邪魔して時間を割いてもらうのも何だか気が引けます。
どうしたものか、と考えていたところ、事務局長の橋爪智子さんからメールを頂きました。学術シンポジウムが始まる前に、補助犬法問題・使用者連絡協議会発足記者会見が行われるので、出席しませんかという内容のもの。介助犬使用者の取材が難航するかと思っていた矢先のことですから、メールを何度も読み直して確認したほど嬉しいことでした。